子供相談室

チャイルドコーチングアドバイザー

 

親の役割について考える

 

自立しきれていない親とこどもたち

 

自立できないまま大人になってしまった親達とこどもたちが引き起こす事件が報道されることが日常的な現代。いじめや引きこもり、こどもによる凶悪犯罪、我が子を手にかけてまう親たち…。

 

こういった事件が起こるたびに、「しつけがなってない」「善悪の判断をきちんと教わってないからだ」などといわれますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

 

あまりにも変化の激しい現代、大人である私たちも戸惑いを感じるほどのめまぐるしさの中で、こどもたちもまた複雑で多様な刺激にさらされています。

 

また

 

以前に比べるとはるかに大人びて見えるこどもたちですが、実際のところはインターネットやゲームなどのバーチャルな情報の中に、十分に情報を選びとる力も、適切な支援もない状態でただ放り出されているともいえます。

 

そして、

 

それはこどもたちだけの 問題ではなく、彼らを取り巻く社会や親の問題でもあるのです。

 

人が人として成長するにあたって、外部からの刺激は必要不可欠なものです。

 

しかし、

 

その刺激が成長段階に見合ったものでない場合、また、過剰に強いものであったらどうでしょうか。

 

それらは成長そのものを阻害することにもなりかねません。

 

こういったことを防ぐため、こどもが小さいうちであれば不適切なテレビ番組やマンガを見せないなど、ある程度外部からの刺激を調整することは可能です。

 

しかし、

 

こどもの年齢が上がるにつれて外部からの刺激を調整することは、非常に困難になります。

 

さらに、

 

人間関係などの社会心理にもとづくような刺激を規制することは不可能といえます。

それでは親としてできるのは一体何なのでしょうか

 

それは、子供自身がこれらの刺激を受けとめ、必要に応じてそれら拒否したり処理することができる能力を養うことです。

 

しかし多くの親は、親としての責任や愛情で「いい子」を意識するあまり、「あれしてはダメ!」「こうしなくてはダメ!」など口うるさく叱っていないでしょうか?

 

これは、

 

単なる干渉であり、子供自身の中に育つべき能力をむしろ育たなくしていることになります。

 

複雑化する社会構造の中で、はるかに多くの情報を処理する能力や問題解決力が求められる現代、子供たちがその能力を学ぶ機会が十分に与えられていくのには、幼児からの環境がもとめられています。

 

適切なサポートを受け育った子供は、すぐに自立する準備ができるので、思春期独自の葛藤にも対応しながら成長していくことでしょう。

 

しかし

 

過剰なヘルプを受け育ってきた子供が抱える問題が表面化してくるのも思春期です。

 

つまり 子育ての結果が出るのは、最低10年かかるといわれています。

 

親は子供の可能性をそだてるコーチです。。。

 

 

よりよいコーチになるための3つの要件

 

• 子供は子供自身でできるということを親として理解している。

 

• もっとよくなりたいと子供が思っていることを知っている

 

• 子供が望んでいる状態になるまで待ち、必要な時には柔軟なサポートを行う心構えがある。

 

 

この要件を満たし、常にこの姿勢をもつことで、親としてコーチとして子供に適切にか変わることができます。

 

子育てのおける実践的なコーチングスキルとは。。。。

 

コーチングスキルは決して特殊なものではありません。

 

新しい知識や技術を教えるのではありません。

 

相手がもともと持っている能力を引き出すのがコーチングです。

 

そして、

 

この能力は例外なくすべての人にあらかじめ備わったものなのです。

 

可能性いっぱいの子供のために 子供自身がよくなりたいという願望を知ろうとし、

 

そのためにどのようなサポートも惜しまない。

 

そして 子供が望むものに近づいていくのを応援していくことです。

 

 親の愛にあふれたメッセージを受け取ることで 子供は安定します。

 

強い自己を確立する子供を育ててまいりましょう!!